第四章:一歩の重み ― 完璧よりも「誠実な歩み」を ―
- 松本美智子

- 3月7日
- 読了時間: 4分
あなたは特別なことをする必要はありません。
ただ日々を丁寧に、誠実に、愛を持って生きる。
それだけであなたは十分に光となることができるのです。
例えば朝、家族に笑顔で挨拶をする。
これだけで家族の一日が明るく始まります。
職場で誰かが困っている時、さりげなく手を差し伸べる。
これだけでその方の心が救われます。
道ですれ違う方ににこやかに会釈をする。
これだけでその方の気分が良くなります。
このような小さな行いの一つひとつが、実は光を放っているのです。

人は皆、人の世の光となるために生まれてくる。
これは一部の特別な人だけに当てはまることではありません。
あなたも私も、全ての人が光となる使命を持っているのです。
そしてその光は決して押し付けるものではありません。
太陽がただそこにあるだけで全てを照らすように、あなたもただ「ある」だけで良いのです。
無理に誰かを変えようとする必要はありません。
無理に誰かを導こうとする必要もありません。
ただあなた自身が光となり輝いていれば、自然と人々はあなたの元に集まってまいります。
そしてあなたの光に触れることで、その方々もまた変わっていくのです。
これが天が人に与えた、最も尊い使命なのです。
あなたが今どのような立場にあろうとも、どのような環境にあろうとも関係ありません。
主婦であれば家庭を光で満たすことができます。
会社員であれば職場を光で満たすことができます。
教師であれば生徒たちに光を与えることができます。
医療従事者であれば患者に光をもたらすことができます。

どのような立場であっても、あなたは周りに光をもたらすことができるのです。
「たくさんのことを一体どこから始めれば良いのだろう」
「自分にできるだろうか」
「途中で挫折してしまうのではないだろうか」
そのようなご不安はごもっともです。
どうぞ焦らないでくださいね。
全てを一時に完璧にこなそうとする必要は全くありません。
大切なのは完璧を目指すことではなく「一歩踏み出すこと」なのです。
一歩から。焦って走れば必ずつまづく。
ゆっくりでも確実に歩を進めるものこそ、最後には頂にたどり着くのです。
人は皆、すぐに結果を求めたがるものです。
今日始めて、明日には人生が変わっていることを期待いたします。
しかしそれは現実的ではありません。
長年かけて積み重なった因縁は、一日や二日で解けるものではありません。
長年曇ってきた魂は、すぐに輝き出すわけではありません。
しかし、それで良いのです。
大切なのは速さではなく「方向」なのです。
たとえゆっくりであっても、正しい方向に進んでいれば必ず目的地にたどり着けます。
逆にどれほど早く走っても、方向が間違っていれば目的地からは遠ざかるばかりなのです。
ですからあなたにはまず、正しい方向を定めていただきたいのです。
そしてその方向に向かって、一歩ずつ歩み始めていただきたい。

一歩は小さくても構いません。
今日できることを今日やる。
それだけで十分なのです。
例えば今日は朝起きた時に「ありがとうございます」と言うことだけを心がける。
それだけで良いのです。
明日はそれに加えて、夜寝る前にも感謝を述べてみる。
一週間後には食事の前にも感謝を述べるようにしてみる。
このように少しずつ、少しずつ習慣を増やしていけば良いのです。
無理をして一度にたくさんのことを始めようとすれば、必ず続かなくなります。
続かなくなった時、多くの方は自分を責めてしまいます。
「やはり自分にはできない、意志が弱いのだ」
そう思って諦めてしまうのです。
しかしそれは違います。
あなたの意志が弱いのではなく、目標の設定が高すぎただけなのです。
小さな目標を立て、それを達成する。
この小さな体験の積み重ねがあなたに自信を与え、さらなる一歩を踏み出す力となるのです。
第五章:やり直す勇気が、魂を磨き上げる




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